多くの人が頭を悩ませるものの1つに結婚式の日取りがあります。
最近では、縁起担ぎなどはあまり気にせず結婚式の日取りにこだわらないカップルも増えてきましたが、
両家の親や親戚の中には、「結婚式は大安に」「仏滅の日は良くない」と日取りを気にされる人がいる場合もあるでしょう。
カレンダーなどに書いてある「大安」とか「仏滅」という言葉。
一度は見たことがありますよね?なんとなく「大安」はおめでたい良いイメージがあったり「仏滅」だと何か良くないイメージがあると思います。
でも、あまり気にしなくて良いんですよ♫
日本人にはなじみが深いものと思われがちですが、実は歴史はそう長くなく、明治時代の流行から冠婚葬祭と結びつけて使われ始めたものなのです。
出典:netallica.yahoo.co.jp
浄土真宗のお坊さんとして気合い入れて書きました。これは是非とも呼んで欲しい一記事。 #浄土真宗 #六曜 #迷信 #浄土真宗 #縁起 #ジンクス #気にする必要はない。 / “まだ六曜なんて気にしてるの?友引も仏滅もそんな意味じゃ…” https://t.co/K3ibm9b2Tv
— 三原貴嗣(へんも)ブロガー住職 (@henmority) February 23, 2017
元は中国から伝わった占い!
「大安」「仏滅」というのは、「六曜(ろくよう)」と呼ばれる中国から伝わった占いで、その日の運勢を六種類に分けて表したもの。慶弔事を行うのにいい日・悪い日の基準としてよく使われます。お招きする方にご両親と同じ年代の方がいる場合は、「六曜」のことも頭に入れて結婚式の日取りを決めるといいでしょう。
●大安(たいあん)
「大いに安し」という意味で、何をするにも一日中いい日とされています。結婚式ではもちろん一番人気。どの時間帯でも吉なので結婚式には最適とされています。一番先に予約が埋まるので、大安吉日にこだわる人は急いで予約した方がいいでしょう。
●友引(ともびき)
「友を引く/呼ぶ」という意味から「幸せのおすそ分け」ということで結婚式に喜ばれる日。結婚式では二番人気の日です。正午だけ「友人に凶が及ぶ」と良くないですが、午前中・夕方・夜のどの時間帯も吉なので慶事では大安の次に良いとされています。
●先勝(せんしょう)
「先んずれば即ち勝つ」という意味で、何事も早く済ませる方が良い日です。式をするなら午前中が吉で午後は凶。朝や昼前の式が良いです。
●先負(せんぶ)
先勝と正反対で「先んずれば即ち負ける」という意味。急がず平静であると良いとされています。午前が凶で午後は吉なので夕方や夜のナイトウェディングに良いでしょう。
●赤口(しゃっこう)
「赤口神(鬼神)が人々を悩ます日」とされ、新しいことは避け何事にも慎む日。「新しい事」が祝い事に通じるため、結婚式にはあまり向いていないとされています。「午の刻(正午前後)」だけが吉なので、式をするなら11時〜13時に。「仏滅」同様、割引や特典がある式場もあるようです。
●仏滅 (ぶつめつ)
「仏も滅するような大凶日」という意味で、「六曜」を気にする人にとっては何をするにも避けたい日。悪いイメージがありますが、慶事には支障がないという解釈もあります。式場予約も一番人気のない日ですが、式場によっては割引があったり特典をつけているところも。結婚式の費用を抑えることができる可能性も高いです。
六曜はあくまでも縁起物。
日本古来の由来があるわけではなく、比較的新しい文化ともいえます。
たとえ六曜が良くなくても、自分達の最善を尽くして決めた日であれば、気にする必要はないのではないでしょうか。
家族とよく相談し、皆が納得する日取りを選ぶことが何よりも大切です。